スピーカー比較第28弾。
SONYの番ですが、ここで今回の再生レベルの設定結果をまとめてみます。
BOSE101のところでも書きましたが、今回はグラフを見やすくするため、1kHzの信号で再生レベルを調整しています。
具体的には1kHzの信号を再生し、最大音がWaveSpectraで-16dBになるように揃えました。
その為、実際の能率とボリュームレベルが異なる結果となっています。
ちなみにスペック表の能率は、低音域から高音域までの全域において、平均的・総合的にどの程度の音圧が得られているかを表しています。
次の項目4のテストで行った直下1mでのピンクノイズの実測結果もあわせて一覧表にしてみました。
再生レベルの順位ではスピーカー自体の能率にプラスして、中域が強調されているスピーカーがランクアップしています。
実測はピンクノイズでの測定なので、やはりカタログ能率の高いスピーカーが上位にきますが、BOSEは能率が86dBしかないにも関わらすそこそこの音圧があります。
これは聴覚上も同様に感じることです。
では、聴覚上はどう感じるかということは、項目4で詳しく。
人の耳で一番聞こえやすい周波数は4kHzだという話です。
赤ちゃんの泣き声や女性の悲鳴も4kHzだとか。
ここでも単純に数字で測れない何かがありますね。