ひとつあると何かと便利「ポータブル電源」

イベントPAをしていると、お客さんからなぜか「電源かして」とか「ケータイ」充電させてとかの依頼がくることが多いんです。
そうでしょうそうでしょう。
ここなら確実に電源があることがわかりますもんね。
でも、機材をつないでいる電源をお貸しするわけにはいきません。
もともと主催者に用意してもらっている電源で、私たちのものではありませんし、電源容量の計算をしたうえで、中には違う配電盤から引き込みをしていることもあります。
そんな場合には、電源容量の関係でちょっとお貸しするわけにはとお断りしていたのですが、露店の電燈の電源を貸してという申し出ならいざ知らず、ケータイを充電するための容量も足らないというのは苦しい言い訳です。
まー、お客様も拝借する側ですから、無理強いをされたことなどないのですが、本当にお困りの様子の場合はこちらも何とかしてやれないかと思っていました。
そこで最近は必ず現場にポータブル電源を1台持っていくようにしています。
この電源が思いのほか役にたちます。
まず、家庭用のコンセントがついているのはもちろんですが、USBもついており、車用のDC12V / 12Aもあります。
そして弊社が使っているモデルにはLEDライトも装備です。
最近は災害対策製品としてこのような電源が安く手に入るようになりました。
ライトは撤収の際に暗くなってしまったとき常套として活躍。
iPadやノートPCもバッテリーの心配をせずに使えます。
ただ、やはりPA機器には余程緊急事態でない限り使いませんし、アンプなどは出力的にも無理です。
照明なんてもってのほかですw
どうしてもノイズがのるんで急ぎで違う電源を使いたいなどの場合、エフェクターなどは何とか動かせます。
ただ注意をしなくていけないのは、安価なモデルのほとんどが交流は矩形波(擬似正弦波)となっているので、PFC回路を搭載した電源には使えません。
逆にノイズの発生源になってしまうこともあります。
またモーターを使っている製品も使わない方が無難でしょう。
高価なモノになると、正弦波を出力するモデルもあります。

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