イベントPAをやっていると、仕込みの際にBGMは適当にお願いねとか、この演目の時は盛り上がるBGMをお願いねとか言われることが多々あります。
基本的にはNGな行為なのですが、そうも言っていられないのがつらいところです。
非営利のイベントの場合は、ぎりぎりOKのような気もしますが、営利イベントでこれを言われると、一応、著作権の話をすることになります。
基本、そういう場合は利用フリーの音源を使用する方が手っ取り早いのですが、著作権がからむ音源を使わないとといけない場合は、一応セットリストをお渡しする感じです。
さて、話はかわってそのフリーBGMをどうやって流しているかというと、著作権上CDからといいたいところですが、実際にはPCからの音源です。
電源の関係(発電機等)でごく軽装で行かざる得ない場合は、機材を減らすためにiPod、iPadからということもあります。
そこで困るのが次の曲のモニターとミキシングです。
DJではありませんが、できれば曲と曲の間は継ぎ目なくいきたいものです。
演目の間、1曲を繰り返し利用する場合も、継ぎ目なくつないで聞かせたい。
事前にわかっていれば、編集していくことも可能ですが、そんなことができるイベントはまれです。
そこでクオンサウンドではフリーのPCDJソフトを利用しています。
フリーソフトでいろいろあるのですが、現在使っているのは、Mixxxというソフトです。
このソフトは、ミキサー出力用のデバイスとヘッドフォン出力用のデバイスを個別に選択できるのでとても重宝しています。
通常、ミキサーにはUSBサウンドデバイスを使って出力しているので、PCのヘッドフォン出力からヘッドフォンで次曲をモニターできます。
また、AutoDJと言う機能があり、自動で曲のテンポを合わせて次曲へつないでくれます。
曲にもよりますが、20秒くらいでつなぐようにしていると、DJのようにぴったりという訳ではありませんが、だいたい違和感なくつないでくれます。
イベントに合わせてプレイリストを作り、あとはAutoDJに任せているだけで手間いらずです。
同じ曲を繰り返し使う場合は、CUEポイントを設定して、つないでいけば問題なく、十分、現場での打ち合わせ後に設定ができます。
余裕があればつないだ曲を録音して本番ではそちらを使ったりしています。
ただDJミキサーとは違い画面上での操作なので、ゲインの調整等ボリュームの調整は一苦労です。
とくにタッチバッドでは繊細な指使いが要求されますw