店舗用約10cmフルレンジスピーカー音質特性比較 Vol.32 番外編 Wharfedale Pro EVP-X215 f特分析

スピーカー比較第32弾。
今回は番外編として、普段イベントなどで使っているSRスピーカーはどんな具合なのか測定してみました。
測定条件は同じで、大型スピーカーにはあまりにもアンマッチです。
まー、余興だと思ってください。

まず、アンプがしょぼすぎて鳴らせるかどうかわかりません。
今回はたまたま測定場所の後ろに置いてあったWharfedale ProのEVP-X215を試してみました。

Wharfedale Pro EVP-X215

Wharfedale Pro EVP-X215


バナナ→スピコンの変換プラグを作って、マランツにつないだのですが、定格500W、ピーク2000Wのスピーカーですから70W級のアンプでは駆動するのが精いっぱいでしょう。
音量を上げるとクリップするので控えめにしようと思っていたのですが、幸い能率が100dBあったため、他のスピーカーと同じくらいの音量で鳴らすことはたやすくできました。
マランツのボリューム設定は-10.5dBでOKです。
スピーカーの構成は、1インチドライバー使用のツイーターと15インチ(38cm)のウーハーが2発です。
高さが1mあるのでマイク位置がちょうど真ん中のウーハーのところでした。
距離はちょっとあいて50cmくらいでしょうか。

いつも同様、1kHzの信号を入れて-16dBで調整。
測定スタートです。

スイープに合わせてピークが記録されていきます。
ところがレベルメーターはいつもみているあたりをしめしているのですが、体感音が全く違います。
まず床が振動しはじめ40Hzあたりから部屋のいろんなところから共振のビビリ音が聞こえてきます。
今度は高域にいくにしたがって耳が痛いw
スイープはほかのスピーカーより低いレベルを指しています。
これはツイーターとマイクの距離があるためでしょう。
これを続けると確実にご近所迷惑ですので1回でやめましたw
こんな狭い場所で鳴らすスピーカーではなかったようです。

ということで、定在波やらなんやらで波形はフラットではありませんが、一応の測定結果です。
ワーフデールプロSS
通常の音楽を、小音量で鳴らしてみたら、すごくいい感じでした。
置く場所さえあれば、やはりでかいスピーカーはいいですねー。