スピーカー比較第29弾。
SONY SS-V75AVのf特分析です。
ファーストインプレッションは、KENWOOD同様の軽い音です。
若干、SONYの方が落ち着いている感じがあります。
では測定結果を見てみましょう。
低域はまったく出ていませんね。
波形を見る限りポートの共振周波数は、100kHzくらいでしょうか。
ポートの実測からの周波数は115Hzになりました。
ポートからの音を見てみましょう。
うーん微妙。
高調波の波を見てみたところ、114Hzに谷ができているので、やはり計算通り115Hzなのでしょう。
高調波の出方はきれいで特に問題はないようです。
箱鳴りもKENWOODほどひどくないので、エンクロージャーの容積が他より大きいことと、低音を欲張っていない設計が功をそうしているようです。
中域はこれも他のスピーカーと同様にポートからの付帯音によるバラつきがあります。
高域も同様に付帯音で汚れています。近づいてみるとスリットバスレフだからかポートからの流速が速いです。
箱に吸音材を入れて防振シートを貼って、ポートをもうちょっと長くすれば、もしかしたら全然違う音で鳴ってくれるのかもしれません。
ただ風切り音増しそうなので、ポート内面をどうするかなー。
ボリュームレベルは-5dBでした。
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