店舗用約10cmフルレンジスピーカー音質特性比較 Vol.34 VICTOR SP-M11 その3 ニアフィールドf特分析

スピーカー比較第34弾。
VICTOR SP-M11の視聴ポジションにおける測定です。
早速動画をどうぞ。
前回同様、LチャンネルがROCK SOLIDでRチャンネルがVictorです。

まず、12kHz付近の落ち込みが激しいですね。
これはハイアットの開閉など細かい音を聞いていると、すぐにわかりますね。
完全に情報が抜け落ちています。
シンセの音では高域から中域にかけての歪も感じます。
中域では、スネアのアタック音が明らかに小さいし響きも少ない。
低域は目で見ても耳で聞いても出ていないのがわかります。
全体的に若干クリアさにも欠けています。
ちょっとこうやって向かい合って音楽を聴くのは厳しいと思います。
店舗での利用では、高域の歪以外で嫌な部分はほとんどないし、そもそもかなり意識して聞かないとわからないレベルなので、マスキング目的での使用ならできるかと思います。
というより、これは拡声などを目的としたPAスピーカー的な使い方があっているかもしれません。

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