ホームページの更新では、まだ分解写真の紹介ですが、実際はすでに視聴と測定に入っています。
その中で、実際にやってみると当初の予定通りにいかないことが多々あり、その変更をお伝えします。
前回の視聴室その1で機材の変更をお知らせしたのですが、またまた変更です。
まず、音圧の測定方法を変えました。
PCでの測定を考えていたのですが、測定ポイントを増やしたので、もっとお手軽に測定する方法はないかと考え、iPhoneで測定することにしました。
本来なら部屋の各所で周波数測定をするところなのでしょうし、設置にうかがった際は必ずするのですが、今回は数が多すぎて時間的に無理です。
せめて音圧だけでもということで、スピーカーの下(1m)と倉庫入り口(5m)にプラスしてスピーカーの斜め横(3m)でも測定しています。
使用するアプリは「騒音測定」というソフトで、単純にiPhoneのマイクを使って測定します。
ボリュームを固定したスピーカーからピンクノイズを流し、それぞれの場所での音圧測定です。
それぞれ3回行い「騒音測定」がもっとも高いdBを記録した数値を採用します。
絶対的な数値はともかく、場所による数値の差は聞こえ方から考えておおむね正確のようです。
場所による音質の特性は一言付け加えてレビューいたします。
次に音圧測定の際のスピーカー位置ですが、やはり天吊りに近い状態でなければ意味がないだろうということで、スピーカースタンドで天井近くまで上げて測定しています。
スピーカーの角度は見えにくいですが写真を参考にして下さい。
実はクオンサウンドの倉庫は、元カラオケスナックをそのままお借りしています。
その為、この手のテストにはぴったりなのですが、大量の機材が置いてあるので、その影響は避けられないでしょう。
今回はなるべく影響のなさそうなポジションを選びました。
簡単な配置図を載せておきます。
また、何とか音を可視化して見せることができないかということで、スペクトラムアナライザーを録画して動画でアップしたいと思います。
その為にマイクを1本追加して実際に聞く環境に近い場所で録音してみました。
とりあえず傾向がわかればいいということで、マイクはBEHRINGERのC-1UというUSB接続のコンデンサマイクを使いましたというか、思いついて、10分後には買ってきていました。
倉庫の近くに楽器屋があることがいいのか悪いのか。
これで再生されている音をそのまま届けることはできませんが、可視化したことにより、スピーカーごとの差はわかりやすくなるかと思います。
店舗用約10cmフルレンジスピーカー音質特性比較 Vol.11 試聴室 その2