スピーカー比較第25弾。
MASSIVE AV-635のf特分析です。
ファーストインプレッションです。
実はクオンサウンドの倉庫の上は居酒屋なのですが、その玄関の軒下にBGMスピーカーとして吊るされているのが、このスピーカーです。
倉庫のドアを開けると、地下までガンガン聞こえますw
小さい割には鳴りの良いスピーカーだなという印象です。
BOSEクラスに比べると一回り小さく軽いのですが、低音も出ている感じです。
能率は88dBです。
今回のボリュームは-3dBでした。
では測定結果です。
実はこの数値は前回のケンウッドを測ったままのボリュームで録音してしまったもので、他より少々ボリュームが高くなっています。
実際には-3dBくらい低く考えて下さい。
低域は70dBくらいからスパッと落ちていますね。
バスレフらしい落ち方です。
ただメーカーの再生可能周波数は80~16000Hzと控えめです。
この辺もメーカーによって何dB落ちまでを再生可能としているのかで違ってくるので当てになりませんが。
計算上の共振周波数は、直径3cmでポート長が10cmなので69.4Hzです。
中域は1.3kHz付近に大きな谷があります。
ということでポートノイズを測定。
他のスピーカー同様、この帯域のノイズはポートノイズのようです。
実は最後の測定したDENONでも全く同じ箇所に谷ができました。
同じ箱を使っているので当然といえば当然かもしれませんが。
4k~10kがぱっとしませんが許容範囲でしょう。
高調波の出方も今回測定したスピーカーの中ではBONAVOXに続いてきれいでした。
高域は12kHzくらいがピークですが、実は12~13kHzはマイクのノイズレベルも高いのであまりあてになりません。
小さいのに上から下まで頑張っているなという印象です。
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