スピーカー比較第35弾。
KENWOOD CM-5の視聴ポジションにおける測定です。
早速動画をどうぞ。
高域は1曲目のJazzアレンジの部分を聞けば分かりますが、ハイハット音に輝きがありません。
まー、わかりやすく言うと軽い。
中域は、波形からはほとんどわかりませんが、奥行きのない音です。
これはボーカルを聴けばはっきりすると思います。
低域は基音部分はほとんど出ておらず、100Hz付近が聞こえる最低の周波数のようです。
BOSEのところでも言ったのですが、100Hz付近が部屋の定在波の影響で聞こえにくくなっている中でのこのレベルなので、結構な音で鳴っています。
エンクロージャーのビビリ音は録音はほとんどできていませんが、やはり鳴っています。
特に低音信号が連続する2曲目は歪っぱなしです。
3曲目も途中から歪っぱなし・・・。
ちなみに1.5m付近での音圧は80dBくらいです。
体感的には部屋で、今日は音楽を聴くぞと思ってボリュームを上げて聞くレベルでしょうか。
BGMスピーカーとしては完全に失格ですし、部屋で聞くにしてもメインのスピーカーとしてはちょっと無理っぽいです。
PCのスピーカーなどニアフィールド専用かサラウンドスピーカー的な利用に限られますね。
KENWOOD CM-5 その1 分解写真へ
KENWOOD CM-5 その2 f特分析へ
KENWOOD CM-5 その3 ニアフィールドf特分析へ
KENWOOD CM-5 その4 ニアフィールド試聴へ
KENWOOD CM-5 その5 音圧測定・試聴へ
KENWOOD CM-5 その6 総評へ