店舗用約10cmフルレンジスピーカー音質特性比較 Vol.44 KENWOOD CM-5 その4 試聴記

スピーカー比較第44弾。
KENWOOD CM-5の試聴記です。

まずは定位チェック。
定位は出ているようなのですが、分解能がないのでどこで何が鳴っているのやら。
低域が箱鳴りで汚く、クラシックを聴くのは相当根気が必要です。
次にJPOP。
これも箱鳴りがうるさ過ぎて聞くのがつらい。
音は軽い鳴りで鳴っているにも関わらずです。
ロックも軽くAMラジオっぽい音で鳴ります。
R&Bも基音が出ていなくて低音は聞こえません。
高域は悪くないです。
最後にBGM。
これも低音がブーミーでギターに全く質感がありません。
今回はボリュームが1m付近で80dB程度での試聴です。
結構な音量が出ていますので、その分、箱鳴りのせいで損をしている感じです。
もう少し小音量なら、根本的な音の軽さは否めませんが、ここまでひどくはありません。
総評としては、小さなデジタルアンプと組み合わせてPC用のスピーカーなどの用途には向いているかもしれません。

最後に採点。
独断と偏見ですw

  ROCK
SOLID

KENWOOD
CM-5

クラシック 8 5
JPOP 8 6
ロック 8 5
R&B 8 6
BGM 8 5
合計 40 27

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