店舗用約10cmフルレンジスピーカー音質特性比較 Vol.9 BONAVOX VX-160R その1

スピーカー比較第9弾。
今回はBONAVOX VX-160Rです。
BONAVOX001
聞いたことありません、ということで調べてみました。
ググってもでてきませんがな。
背面を見てみると、Kyoei Products Co,Ltdの文字。
こっちで検索。
わかりません。
AV関連を扱っているKyoeiという会社は、株式会社共栄商事(東京)と共栄エンジニヤリング株式会社(札幌)。
どちらにもこの手のスピーカーの扱いは現在はないようです。
両社とも設備設置用のAV機器を取り扱っています。
あと、音響設備のプランニング等をする会社で株式会社響映(京都)というのもありました。
それとなぜかGoogle先生が「BONAVOX スピーカー」で検索すると、株式会社トランスオーディオ(大阪)という会社を一番にあげてきます。
現在、その会社のホームページに行っても、オリジナルのトランスオーディオのスピーカーはあるのですが、BONAVOXとい文字はなく、以前はここの掲載してあったのかもしれません。
他にわかったことは、Bonavoxとは、ラテン語で「いい声の人」の 意味だそうです。
ということは、カラオケスピーカーですかね。
ともかく謎ですが、中をみればどんなスピーカーかわかるということで、早速、分解してみましょう。


見た目の怪しさに反して中身はすごくまともなスピーカーでした。
分解はまずサランネットを外さないといけません。
ネットを傷つけないように、精密ドライバーに布などを当ててゆっくりずらしていきます。
ネットが外れたらドライバーでネジを外してフロントカバーを外します。
中には吸音材が二枚。
ユニットに当たらないよう、しっかり折られていました。
次にネットワークを外します。
VIctorどうように裏面を向けてネジ止めされています。
ネジを外して簡単にとれると思いましたが、がっちり固定されており、よく見ると、背面のスピーカー端子に半田付けされていました。
半田を吸い取りやっと外れました。
基盤にはBOSE同様のパッシブネットワークが作られています。
コンデンサ、コイル、抵抗です。
ユニットも大きなマグネットで安物感はありません。
それになんといってもエンクロージャーBOXが肉厚で丈夫です。
量っていないのですが、今回のフルレンジスピーカーの中では最重量級。
重くしっかりしています。
これも音を聞くのが楽しみなスピーカーです。

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